テロップとは、動画内に表示される文字情報で、発言内容をそのまま文字化した「字幕」とは違い、動画の内容や発言の中から特に強調・補足したい部分をテキスト化したものです。
YouTubeなどの動画にテロップを入れることで、視聴者に重要なポイントを効率よく伝えることができます。また、デザインや配置を工夫をすれば、動画にエンタメ性が加わり、視聴者をより楽しませることも可能です。
でも、こんなお悩みありませんか?
- テロップが映像に埋もれて見えにくい…
- 文字のデザインが地味でインパクトがない…
- テロップが単調で、視聴者の注意を引きつけられない…
本記事では、プロっぽいテロップを作るためのコツを詳しく解説します。さらに、編集効率を高めるおすすめツールもご紹介!
この記事を読むとわかること
・プロっぽいテロップを作るための基本デザインのコツ
・感情に合わせたフォントや色の使い分け方
・効率よく高品質なテロップを作れるおすすめツール
1. テロップの重要性:デザイン次第で印象は大きく変わる
テロップはただの「文字」ではありません。視聴者の感情に訴えかけ、内容を印象的に伝える演出ツールです。そして、視聴率維持にも大きく関係します。一瞬の見やすさやデザインが、視聴者に動画を最後まで見てもらうカギになります!本記事を参考に、プロっぽいテロップを作るコツをマスターして、動画のクオリティをさらに上げていきましょう!
2. プロっぽいテロップを作るための6つのコツ
① フォントの「ラウンド結合」で柔らかく、洗練された印象に
文字が角ばっていると硬い印象になり、プロっぽさに欠ける場合があります。そんな時におすすめなのが、「ラウンド結合」を使う方法です。
今回は、Adobe Premiere Proを例に設定方法をご紹介します。
ラウンド結合を使うことで、文字の角を滑らかになり、視覚的に洗練されて一気にプロっぽくなります!
女性向けに話す場合、テロップの縁が大きすぎてくっついたり、カクカクしてしまうテロップは合いません。
ただし!ギザギザのフォントも効果的な場面がある
ラウンドが万能とは限りません。ギザギザのフォントや角ばったデザインは、怒り、緊張感、緊急性といった感情を表現するのに向いています。
例えば、「激怒!」や「衝撃の展開」など、強い感情を伝えるテロップでは、あえて角ばったフォントを活用するのもプロの技です。
② 背景と差別化できるデザイン
文字が背景に埋もれると、読みにくくなります。
- ポイント:
- 薄い影を加える、背景プレートを挿入するなどの工夫で、文字を際立たせましょう。
- 明るい背景には濃い色の縁を使った文字、暗い背景には明るい色の縁を使うと効果的です。
③ 文字の大きさにメリハリをつける
視聴者が一瞬で理解できるテロップには、情報の優先順位が重要です。
- ポイント:
- 重要なキーワードは大きく表示。
- 補足情報や長い文章は小さめに。
④ イラストや画像はテロップに被せない
文字が画像やイラストに隠れてしまうと、読みにくくなります。
- ポイント:
- イラストや画像をテロップの邪魔にならないように配置する。
- 必要であればテロップの位置やサイズを調整する。
⑤ テロップの配置で「見やすさ」を最優先
テロップの配置次第で、視聴者の理解度は大きく変わります。
- ポイント:
- 顔や注目ポイントに被せない。
- 画面下1/3を基準に配置する。
⑥ 色で視覚的なインパクトを与える
色使いは視聴者の目を引き、感情に影響を与えます。
- 赤や黄色 → 強調や緊急性
- 青や緑 → 信頼感や落ち着き
3. テロップをさらに引き立てるテクニック
ニュース番組やCMから学ぶ
テレビのテロップデザインは、情報伝達に特化した優れたお手本です。
- 例: CMの前に「この後…」「驚きの展開が!」といったフレーズで期待感を高める手法。
感情に合わせたデザインの使い分け
ラウンドフォントの柔らかさ、ギザギザの力強さ、色彩の効果を組み合わせて、視聴者の感情を意識的にコントロールしましょう。
こまめな保存でトラブルを防止
せっかくの編集作業が台無しにならないように、頻繁に保存することを習慣にしてください。
4. ここでおすすめ!テロップテンプレート紹介
「プロっぽいテロップを作りたいけど、時間がかかる…」という方には、テロップのスタイルセットの使用をオススメします!
https://booth.pm/ja/search/Premiere%20Pro%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97
0円でお試しできるものもあるので、私は、そこから試してみました。
5. まとめ:プロっぽいテロップで動画の魅力を引き出そう!
テロップは、視聴者に動画のメッセージを伝える重要なツールです。本記事で紹介したテクニックや「ラウンド結合」「ギザギザフォントの使い分け」などを取り入れることで、動画の印象は変わります!
一から作るのは楽しいですが、時間がかかるので、効率よくクオリティを高めたい方は、テロップスタイルセットや、エフェクトプリセット(文字に動きを出すもの)の利用をお勧めします!
あなたの動画制作がさらに楽しく、効果的なものになりますように。